サンプル・写真・図面から製作する縫製品OEM:開発の進め方

OEM開発ガイド · 2026年10月14日 確認

バイヤー向け要約:DINLEEY LLC(GUANGZHOU DINLEEY LLC)は、バッグ・ハンドバッグ、車載・トランク収納、ソフトカーゴバッグ、ATV/UTV向け縫製アクセサリーを自社の生産ラインで製造する縫製品のOEM/ODMメーカーです。始め方は3通りあります。現物サンプル、参考写真、または仕様書(テックパック)・図面をお送りください。仕様書が未完成でも問題ありません。どの方法でも型紙作成と素材合わせを行い、ブリーフが固まってから、標準サンプルなら通常7〜15日で初回サンプルを製作します。修正後に承認されたサンプルが量産の基準になります。スケッチや参考写真、数量の目安、販売国をinfo@dinleey.comまでお送りください。

オリジナルの縫製品が、完璧な仕様書から始まることはあまりありません。ほぼイメージどおりの他社製バッグが一つ、トランクに置いた収納用品をスマートフォンで撮った写真が数枚、まだ決まっていない点が残るデザイナーの図面——多くの案件はそこから始まります。バイヤーはこうした場面でサンプル製作、OEM製造、縫製OEM、バッグOEM工場を探します。縫製工場にとっては、どれも十分に開発を始められる材料で、確認すべき質問が方法ごとに違うだけです。

この記事では、何を送ればよいか、DINLEEYがそれぞれの材料から何をするか、サンプルの回数を減らす情報、よくある抜け漏れをまとめました。DINLEEYは2022年に設立され、韓国のブランドとは長年にわたりOEMでお取引があります。サービス全体はカスタム製品開発、ブリーフを一から書く方法はカスタムOEM製品開発ブリーフをご覧ください。

縫い代の線と合印が入った紙の型紙を、裁断前に赤い生地の上に置いたところ。
生地の上に置いた紙の型紙。サンプル、写真、図面のどれをお送りいただいても、開発の過程で縫い代、合印、パーツ名を入れたこのような型紙になります。

1. 始め方は3通り:サンプル、写真、図面

お手元にある材料に合う方法を選んでください。組み合わせも一般的です。現物サンプルに、変更したい箇所を書き込んだ写真を添えるのが、いちばん早いブリーフになることもあります。

方法お送りいただくもの当社が最初に行うことご確認いただくこと
A. 現物サンプル現行品、参考品、手作りの試作品と、残したい点・変えたい点のメモパネルごとの採寸、縫製構造の読み取り、素材と付属品の確認縫い目をほどいてよいかどうかと、変更点の一覧
B. 参考写真+主要寸法正面・背面・側面・内側・細部の写真(メジャーが写るように)と縦×横×高さ(mm)型紙の下書きと構造の提案、書き込み入りのスケッチで確認依頼裁断前のスケッチ、寸法、素材の方向性
C. 仕様書・図面図面、寸法表、資材リスト(BOM)、縫製指示——未完成でも可決まっている項目と不足項目を確認し、未定(TBD)項目を明記未定項目への回答、またはサンプルで提案することへの合意

どの方法でも、完成したデザインは必要ありません。共通して必要なのは用途です。何を入れるのか、どこで使うのか、初回サンプルで何を確かめるのかをお知らせください。

2. 材料ごとにDINLEEYが行うこと

現物サンプルがある場合

サンプルをパネル単位で採寸し、ステッチの種類、縫い代、パイピング、補強、付属品を記録し、素材は手触り、重さ、裏面の仕様を比べます。サンプルが一つしかない場合は、縫い目をほどいて内部を確認してよいかお知らせください。難しい場合は寸法と内側の写真から進めます。サイズ、ポケット、素材、色、ロゴ位置など、変えたい点は必ず書き出してください。「サンプルと同じで、もう少し良く」では仕様になりません。製品は貴社ブランド向けに開発し、他社のロゴや特徴的なデザイン要素は入れません。

参考写真と主要寸法だけの場合

写真は方向性を、寸法は製作できるかどうかを教えてくれます。各面を正面から撮った写真、内側と底面、ファスナー・持ち手・ストラップ・縁の接写をお送りください。少なくとも1枚にはメジャーを写してください。当社で型紙の下書きを作り、縫い目と補強の位置を決めたうえで、書き込み入りのスケッチや写真で構造をご確認いただいてから生地を裁断します。通販サイトの商品写真も参考資料として十分です。最終デザインは貴社ブランド向けに開発します。

仕様書・図面がある場合

仕様書があれば最も早く始められますが、完成している必要はありません。図面、寸法、資材リストを確認し、不足している点や食い違う点を整理して、未定の項目はTBDとして明記します。よくある未定項目は、フォームや芯材の厚み、テープ幅、ファスナーの号数、ロゴの加工方法です。サンプルで提案し、決まった内容を記録します。PDF、DXF、AIのデータはそのままお送りください。

カッティングマットの上の曲線のショルダーストラップ用の紙の型紙。縫い代の内側に縫製線が引かれている。
型紙作成。曲線のショルダーストラップの型紙に、縫い代の内側の縫製線とパーツ名・枚数を書き込んでいます。

どの方法から始めても、サンプル室では同じものになります。縫い代、合印(ノッチ)、パーツ名を書き込んだ紙の型紙です。裁断と縫製のチームは、写真ではなくこの型紙を基準に作業します。

3. 型紙から承認サンプルまで

  1. ブリーフの確認。いただいた資料を確認し、裁断の前に用途、寸法、素材、ロゴについてご質問をお送りします。
  2. 型紙作成。縫い代と合印を入れた紙の型紙を作り、選んだ素材の厚みに合わせて調整します。
  3. 素材合わせ。生地、合成皮革、裏地、フォーム、テープ、ファスナー、付属品を参考品や仕様に合わせ、完全に一致しない場合は候補をご提示します。
  4. 裁断。型紙どおりにパネルを裁断し、芯材やフォームのインサートはパネルに合わせてカットします。
  5. 初回サンプル。標準サンプルは、ブリーフが固まってから通常7〜15日です。金型や特殊素材などの特別仕様は、日程を別途ご案内します。構造が複雑な場合や新しい素材でさらに日数が必要な場合は、着手前にお知らせします。
  6. 確認と修正。フィット、サイズ、機能、仕上がりをご確認いただき、写真や書き込みでフィードバックをいただければ、修正して変更点をご報告します。
  7. 承認サンプル=量産基準。承認サンプルとその素材・寸法の記録が、量産品を検査する基準になります。
素材合わせの際に金属定規で採寸する、ステッチ入りの黒いマイクロファイバーのパネル。
素材合わせ。ステッチを入れたマイクロファイバーのパネルを採寸し、参考品と比べてからサンプルの素材を確定します。

ロゴの加工方法は型紙に影響するため、素材合わせの段階で決めます。上流のサプライヤーを通じて、エンボス、デボス、プリント、刺繍、金属プレート、織りネームなど、知られているロゴ加工はほぼすべて対応できます。初回サンプルからロゴを入れておくと、あとでパネル配置を動かさずに済みます。

DINLEEYの生産ラインにある油圧裁断機と、横の作業台に置かれた裁断済みの芯材パネル。
裁断。型紙が決まると、パネルと芯材のインサートを型紙どおりに裁断し、サンプルのすべてのパーツを型紙の外形に合わせます。

お見積りはブリーフを確認したあとにお出しします。構造、素材、数量の目安、梱包によって変わるためです。構造のある製品の素材の決め方は構造型縫製品の素材仕様の決め方にまとめています。

操作画面と、小さな黒いパーツを固定した治具を備えたプログラム式パターンミシン。
サンプル縫製。プログラム式パターンミシンで治具に固定した小さなパーツを縫い、承認後も同じ縫製経路をそのまま繰り返せるようにします。

サンプルへのフィードバックは一覧にしていただくのがいちばんです。合格した点、変える点、次のサンプルでどう確認するかを書いてください。詳しいチェックリストは機能性縫製品のサンプル承認の確認方法にあります。

DINLEEYの縫製フロアにある、青いテンプレート板を載せた大型の自動テンプレートミシン。
承認サンプル=量産基準。サンプルが承認されると、縫製経路をこのようなテンプレートに移し、量産品が承認サンプルどおりになるようにします。

承認後、サンプルは試作品ではなく基準品になります。量産中と量産後に承認サンプルと照らし合わせて検査し、基本的なテストも行います。販売先や市場で必要な場合は、専門の第三者試験機関による試験報告書の手配を注文ごとにお手伝いします。

4. サンプル・写真・図面から開発する製品

  • バッグ・ハンドバッグ——バックパック、トート、ショルダー、クロスボディ、ウエストバッグ、PU・合成皮革のハンドバッグ、工具バッグ。機能性バッグをご覧ください。
  • 車載・トランク収納——トランク収納、シートバック・コンソール収納、折りたたみ収納ボックス。車載収納と折りたたみ収納ボックスのOEMブリーフをご覧ください。
  • ソフトカーゴ——荷室用バッグ、ルーフバッグ、ドロワー上のソフトバッグ、仕切り付きのギアバッグ。
  • ATV/UTV向け縫製アクセサリー——リアラック用カーゴバッグ、ドア収納バッグ、透明PVC窓付きのソフトドア。サンプルまたは参考資料と車両の寸法をいただければ製作できます。ソフトドアは車種ごとに型紙を起こします。
作業台の上の糊付けローラー機と灰色の芯材パネル、縁を巻き込んだ芯材。
構造パーツ。芯材パネルは巻き込む前に糊付けローラーを通します。収納用品の壁をまっすぐに保つ工程で、パネルの大きさは型紙で決まります。

収納用品や形のしっかりしたバッグには、芯材で補強したパネルがよく使われます。芯材の大きさは型紙で決めてサンプルで確認し、壁面がまっすぐ立ちながら縫い目もきれいに閉じるようにします。

5. 最初のメールに入れるチェックリスト

  • 製品の種類と使う場所(トランク、リアラック、クローゼット、普段使いなど)
  • 始め方:現物サンプル、参考写真、仕様書・図面、またはその組み合わせ
  • 主要寸法(mm)と収める空間
  • 中に入れる物とおおよその重さ
  • 素材の方向性や手触り:生地、合成皮革、コーティング生地、裏地、フォーム、芯材
  • 開閉と付属品:ファスナー、バックル、面ファスナー、マグネット、ストラップ
  • ロゴの加工方法と位置、カラー
  • 数量の目安と販売国
  • 初回サンプルで確かめること(フィット、容量、見た目、耐荷重)
  • 梱包:OPP袋、化粧箱、折りたたみ梱包、1カートンの入数

空欄があっても大丈夫です。未定(TBD)と書いていただければ当社から提案します。TBDは役に立ちますが、書かれていない項目は推測になってしまいます。

6. 開発を遅らせるよくある抜け漏れ

  • 大きさが分からない写真——メジャーを一緒に写すか、写真ごとに寸法を一つ添えてください。
  • 外側の写真だけ——内側の写真から、ポケット、裏地、補強、縫い目の始末が分かります。
  • 「サンプルと同じで、もっと良く」——変更点を一つずつ書き出してください。
  • 数字一つだけの素材指定——「600D」だけではコーティング、裏面、厚み、手触りが分かりません。できれば生地見本や参考品をお送りください。
  • 承認後に決めるロゴ——パネルや縫い目が変わることがあるため、初回サンプルで決めてください。
  • 車種名だけのフィット指定——空間を採寸するか、メジャーが写る写真をお送りください。
  • 合格基準がない——サンプルに求めることを書いておけば、承認が議論ではなく確認になります。

よくある質問

参考写真だけでも製作できますか?

はい、主要寸法があれば可能です。メジャーが写るように複数の角度から撮った写真で型紙の下書きを作り、裁断前に書き込み入りのスケッチで構造をご確認いただきます。製品は貴社ブランド向けに開発し、他社のロゴはまねしません。

サンプル製作の前に仕様書を完成させる必要がありますか?

いいえ。未完成の仕様書でも問題ありません。不足項目を整理してTBDとして明記し、初回サンプルで提案したうえで、承認いただいた内容を記録します。

初回サンプルにはどのくらいかかりますか?

標準サンプルは、ブリーフが固まってから通常7〜15日です。金型や特殊素材などの特別仕様は、日程を別途ご案内します。2回目以降は、ご確認後の変更内容によって変わります。

どのようなロゴ加工ができますか?

上流のサプライヤーを通じて、エンボス、デボス、プリント、刺繍、金属プレート、織りネームなど、知られているロゴ加工はほぼすべて対応できます。型紙に合うよう、開発の段階で方法を決めます。

量産品が承認サンプルどおりかをどう確認しますか?

承認サンプルが量産の基準です。量産中と量産後に承認サンプルと照らし合わせて検査し、基本的なテストも行います。ご要望に応じて、第三者試験機関の試験報告書の手配もお手伝いします。

次のステップ:お手元の資料をお送りください

スケッチや参考写真、分かっている主要寸法、数量の目安、販売国をinfo@dinleey.comまでお送りください。現物サンプルがある場合はお知らせいただければ、送り方をご案内します。図面を共有する前にNDAを締結でき、1営業日以内にご返信します(中国時間 月〜金 9:00〜18:00)。お問い合わせ・見積りフォームやWhatsAppもご利用いただけます。調達に関するよくあるご質問はOEM製造のよくある質問にまとめています。